溝の口胃腸科・内科クリニック|川崎市の胃カメラ・大腸カメラ・内科・内視鏡内科

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内科一般

Internal Medicine

主な内科一般の病気(疾患)について

当院では、日常でかかる風邪・インフルエンザ・花粉症・喘息・慢性頭痛などの診療も行っております。各種対応疾患・症状、当院で行う検査・治療については下記をご覧ください。

風邪

原因・症状
風邪とは、ウイルス感染によって引き起こされる軽度の上気道炎で、良性かつ自然軽快する症候群、とUpToDateで定義されています(Sexton DJ, et al. UpToDate)。主な症状としては、咳(せき)、くしゃみ、のどの痛み、鼻水、鼻閉、発熱などの症状が出ます。感染から1~2日で発症し、4~7日で自然治癒することが多いですが、高齢者では肺炎や気管支炎を併発することもあります。
咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込む飛沫感染のほか、空気感染や接触感染でも広がっていくため、予防のためにはマスクを着用するほか、手洗いやうがいの励行、適度な運動や規則正しい生活で抵抗力を高めることなどが重要です。
検査・治療について
熱が高かったり咳が止まらなかったりしたときは、事前にお問い合わせの上、お越しください(発熱患者さん以外との時間的・空間的隔離の工夫をおこないます)。診察の上、必要に応じて検査の上、薬を処方致します。また中には溶連菌という細菌が原因となる場合もあり、この場合は抗生剤の内服治療が必要です。
また、長引く咳を風邪と思って放置しておくと、その中に気管支炎や肺炎が隠れている場合があります。肺炎も抗生剤の治療が必要であり、1週間以上長引く咳は、レントゲン検査が必要になります。

インフルエンザ

原因・症状
インフルエンザウイルスに感染して発症する病気です。一般的な風邪が37度台の熱と、のどの痛み・くしゃみ・鼻水・咳(せき)などの症状であるのに対して、これらの症状に加えて38度以上の発熱、関節痛や筋肉痛、全身倦怠感といった全身症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
ウイルスにはA型、B型、C型があり、主に流行するのはA型とB型です。これらが少しずつタイプを変えて、日本では12月~3月ごろに流行するのが季節性インフルエンザ。季節性インフルエンザウイルスが大きく変異して、多くの人が抗体を持っていないため爆発的に感染が拡大するのが新型インフルエンザです。
感染は主に、咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込む飛沫感染ですので、インフルエンザと診断された場合や予防のためには、不織布製のマスクの着用が有効です。発症前日から発症後5日くらいの間は感染リスクが高いですので、熱が下がったからといって油断はできません。
検査・治療について
当院ではインフルエンザ専用の検査キッドを用いて検査を行います。陽性の場合は吸入薬、飲み薬を患者様の状況・ご要望に合わせて処方致します。予防ワクチンの種類も増えてきましたが、感染や発症を防ぐものではなく、主な効果は重症化を抑えることにあります。また、ウイルスのタイプが異なるとワクチンは効きませんので、1シーズンに2回インフルエンザにかかることもあります。
受診をご希望の際には、事前にお問い合わせの上、お越しください(発熱患者さん以外との時間的・空間的隔離の工夫をおこないます)。

花粉症

原因・症状
花粉症は、眼球や鼻腔、咽頭などの粘膜に花粉が付着することで生じるアレルギー疾患です。
アレルギーの症状として、くしゃみ、鼻水、流涙、咽頭痛などの症状が出現します。スギとヒノキの花粉に悩まされる人が多いですが、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなども原因となります。
例年、スギ花粉は2月中旬、ヒノキ花粉は3月中旬から飛散が始まります。一方、カモガヤなどのイネ科は5月から、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラは8月末から飛散が始まるため、症状の出現時期によりアレルギー原因物質(アレルゲン)となる花粉を推察できます。
検査・治療について
治療は、抗アレルギー薬の内服、点眼、点鼻のほか、アレルゲン免疫療法(減感作療法)があります。アレルゲン免疫療法とは、少量のアレルゲンを継続的に体内に取り入れることで身体を慣らし、アレルギー反応を減弱させる治療法です。日本アレルギー学会の見解では、対象疾患には花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、ハチ毒アレルギーなどが含まれています(学会見解|一般社団法人日本アレルギー学会 (jsaweb.jp))。病因アレルゲンの確定診断が必要で、またアレルゲンの投与により、重いアレルギー反応(アナフィラキシー)等が発現するリスクに注意を要します。

喘息

喘息(気管支喘息)は、気道に炎症が続き、さまざまな刺激に気道が敏感になって発作的に気道が狭くなることを繰り返す病気であり、日本では子供の8~14%、大人では9~10%が喘息と言われます(気管支ぜんそく|一般社団法人日本呼吸器学会 (jrs.or.jp))。成人・高年齢で発症される方もおられます。原因(アレルゲン)は、埃やダニ、ハウスダスト、ペットの毛など、カビなどが多いのですが、原因物質が特定できない場合もあります。風邪やストレスによって気管支が過敏になり、症状がひどくなることもあります。治療は吸入薬などを使用することになりますが、重症度に応じて量の調節や併用薬を用いたりします。また原因が分かってる場合には、その暴露を避け、喫煙している場合には禁煙をお勧めしております。

慢性頭痛

頭痛には、大別すると頭痛自体が疾患である「一次性頭痛」(慢性頭痛症)と、他の病気の症状として生じている「二次性頭痛」(症候性頭痛)があります(日本頭痛学会 (jhsnet.net))。
一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、二次性頭痛の代表的な原因には、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎などがあります。精査の上で、慢性頭痛症に対しては、生活改善、薬物療法を用いながら、生活の質(QOL)を向上させる工夫を相談してまいります。

禁煙外来

近年の禁煙ブームにより、禁煙に挑戦されている方も増えています。しかし、ニコチン依存による禁断症状により、禁煙を断念した方も多いのではないでしょうか?ニコチン依存症は、習慣になってしまっている心理的依存や、イライラなどの禁断症状が起こる離脱症状などを引き起こし、なかなかご自身で断ち切ることは難しいのです。しかし、禁煙外来にて医師面談やお薬の力を借りることで、克服している方がたくさんいらっしゃいます。患者さんの禁煙を成功に導くアドバイスやサポートもさせていただきますので、是非一度ご相談ください。