メタボリック症候群に関わるその他検査
メタボリック症候群に関わるその他検査

健康診断で「異常なし」と言われても、内臓脂肪の蓄積や隠れ脂質異常が進行しているケースは少なくありません。当院では、メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)の早期発見・予防を目的に、内臓脂肪定量検査とsdLDL-C値(超悪玉コレステロール)検査を自費で受けられます。いずれも生活習慣病リスクの「見えない部分」を可視化できる検査です。
内臓脂肪定量検査では、CTスキャンの画像診断を用いて腹部の内臓脂肪面積を正確に測定します。腹囲やBMIだけでは判断できない「内臓脂肪の蓄積度」を明確に評価でき、メタボリック症候群の診断や生活習慣改善の指標として活用されています。
検査内容
腹部CTによる内臓脂肪面積の測定
判定基準
お臍の部分の内臓脂肪面積が100cm²以上でリスクが高いとされます
検査時間
撮影は数分、結果は後日説明
費用目安
準備中
この検査により、「脂肪がつきやすい体質」「生活習慣のどこを改善すべきか」を明確にし、肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常症などの予防に直結する生活指導の一助になります。
sdLDL-C(スモールデンスLDLコレステロール)は、通常のLDL-C(悪玉コレステロール)よりも粒子が小さく酸化されやすい性質を持つ、より危険なコレステロールです。血管の内側に入り込みやすく、動脈硬化を進行させる原因となることがわかっています。
検査方法
採血による血液検査
検査時間
採血は約10分、結果は約1週間後
費用目安
通常の脂質検査(LDL・HDL・中性脂肪)では見落とされがちなリスクを補完し、“隠れ動脈硬化”の早期発見に役立つ検査です。
はい。健診では腹囲やBMIなどの表面的な数値しか見ないことが多く、内臓脂肪やsdLDL-Cのような隠れリスクは見逃されることがあります。
現時点では自費(自由診療)での実施となりますが、医療機関によっては人間ドックのオプションに設定されています。
医師より生活指導や必要に応じて内服治療、食事・運動療法などをご案内します。
「いびきが大きい」「寝ても疲れが取れない」「日中に強い眠気がある」
こうした症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)の可能性があります。
SASは、睡眠中に何度も呼吸が止まることで、脳や体が慢性的な酸素不足に陥る病気です。放置すると、高血圧・不整脈・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病などの生活習慣病リスクを高めることが知られています。当院では、自宅で簡単に受けられるSAS簡易検査(在宅睡眠ポリグラフィー検査)を実施しています。
SAS簡易検査は、自宅で睡眠中の呼吸状態を記録する検査です。指先や鼻、胸などにセンサーを装着し、
などを自動で記録します。入院の必要がなく、ご自宅で普段どおりの睡眠をとりながら実施できるのが特長です。
SASは自覚しにくいため、周囲の指摘や上記の症状がある方は早めの検査がおすすめです。
医師による問診・説明
睡眠状況や症状を確認し、検査機器の使い方を説明します。
検査機器の貸出
小型の測定装置をお持ち帰りいただき、自宅で就寝時に装着します。
ご自宅で検査実施
いつも通り就寝していただき、1晩分のデータを記録します。
機器の返却・解析
翌日以降に機器を返却。医療機関でデータを解析します。
結果説明・今後の方針
検査結果をもとに、医師が治療の要否を説明します。必要に応じてCPAP治療や精密検査をご案内します。
簡易検査では、「無呼吸低呼吸指数(AHI)」という指標を算出します。
1時間あたりに無呼吸・低呼吸が何回起こるかを示すもので、以下のように重症度を判定します。
| AHI値 | 判定 | 主な対応 |
|---|---|---|
| 5未満 | 正常範囲 | 経過観察 |
| 5~15 | 軽度SAS | 生活習慣の改善、体重管理 |
| 15~30 | 中等度SAS | 精密検査またはCPAP治療の検討 |
| 30以上 | 重度SAS | 治療介入(CPAPなど)が推奨されます |
検査費用目安
検査時間
1晩(約6~8時間分のデータを記録)
結果説明
データ解析後、約2週間前後で医師が結果をご説明します。
はい。簡易検査でも無呼吸・低呼吸の有無や頻度を十分に把握できます。中等度以上の疑いがある場合は、精密検査(終夜ポリソムノグラフィー:PSG)をご案内します。
センサーを体に装着するだけなので、痛みはありません。普段通りの睡眠を妨げない設計です。
手のひらサイズの小型装置で、鼻のチューブと指先センサーを装着します。専門スタッフが使い方を丁寧に説明しますのでご安心ください。
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